カメラ・レンズ

SONYのカメラの特徴 カメラ・レンズの選択肢の豊富さと圧倒的技術力

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これからミラーレス一眼カメラを買おうと思っている方が、最初に候補として考えるのは、SONYのカメラではないでしょうか。

SONYは、これからカメラを始めようとしている方や、すでにSONYのカメラを使っている方、撮影を仕事にしている方など幅広いユーザーから人気があるメーカーです。

特に、20代30代の比較的若い世代や、女性に方に人気があります。

SONYの人気が高い理由としては、最先端の技術が搭載されているカメラやレンズの選択肢が多い動画性能が充実していることなどがあります。

この記事では、SONYのカメラが気になっている方向けに、人気の理由を詳しく解説するとともに、2024年4月時点で人気のあるミラーレスカメラとして、α7C2α6700ZV-E10 の3機種をご紹介します。

この記事を読んでいただくと、SONYのカメラの特徴を理解して、目的にあったカメラを選ぶことができるようになるので、ぜひ最後までご覧ください。

 

この記事を書いている私は、カメラ歴15年以上、フォトマスター検定試験1級の資格を取得しているYOSHIです。

私のブログでは、初心者の方がカメラを手にして写真を楽しむことができるように、カメラやレンズの話、撮影スキルなどについて紹介しています。

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フルサイズミラーレスの時代を切り開いたSONYの技術力

SONYの一眼カメラの歴史は比較的新しく、2006年にコニカミノルタのカメラ部門の一部を継承したことから始まりました。

2008年、Panasonicから世界初となるレンズ交換式ミラーレス一眼カメラが発売されたことを皮切りに、時代は一眼レフカメラからミラーレス一眼カメラへと動いていきました。

SONYもいち早くこの流れを掴み、2012年にはフルサイズセンサーを搭載した世界初となるコンパクトカメラRX1を発売し、翌年には、世界初のレンズ交換式フルサイズミラーレス一眼カメラα7α7Rの2機種を発売しました。

これ以降、SONYはα7シリーズを中心としたフルサイズミラーレス一眼カメラで多くのシェアを獲得していきました。

時代の最先端をいく新しい機能を搭載

SONYは、新しいカメラやレンズの開発スピードが早く、最新の機能が搭載されたカメラが多いのも特徴です。

先ほどご紹介したα7α7Rように、世界で初めてのフルサイズミラーレス一眼カメラを開発した話もそうですが、最近では、高速で動く被写体の歪みを抑えたグローバルシャッターを搭載したカメラα9Ⅲを開発するなど、常に多くの世界初の技術を生み出しているのも特徴です。

2023年に発売されたα7RⅤは、AIを活用したオートフォーカスの技術である、AIプロセシングユニットの搭載や、背面モニターをチルト式とバリアングル式の両方に対応した4軸マルチアングル液晶モニターを採用するなど、大きな技術的進歩により2023年カメラグランプリ大賞にも選ばれています

SONYが開発したシステムを、他社メーカーが追従するといった構図も珍しくなく、特に新しいものが好きな若い世代に人気の高いカメラメーカでもあります。

カメラとレンズの選択肢が多い

SONYの最大の特徴は、カメラやレンズの選択肢の多さにあります。

全国の量販店のデータを集計した「BCNランキング」によると、2024年のミラーレス一眼部門のシェアが34%ともっと多く、2023年に発売されたα7CⅡは、多くの家電量販店での売り上げランキングで上位となっています。

2024年4月までに、フルサイズのカメラを20台、APS-Cのカメラを10台販売してきており、それに合わせてレンズも豊富に取り揃えています。

さらに、シリーズが明確でユーザーが選びやすいというのも特徴です。

SONYのカメラは、フラッグシップモデルのα1α9シリーズ、高画素モデルのα7Rシリーズ、高感度モデルのα7Sシリーズベーシックモデルのα7シリーズ、コンパクトモデルのα7Cシリーズ、APS-Cサイズのα6000シリーズ、動画を重視したZVシリーズなど、目的や機能により細分化されていています。

このように、ユーザーに合わせてシリーズを細分化してあるので、目的に合ったカメラを選びやすいというのが大きな特徴です。

さらに、2024年4月時点で、SONY純正のレンズだけでも73本販売され、TAMRONやSIGMAなどのサードパーディレンズも豊富に揃っているので、数あるレンズの中から予算や用途に応じてレンズを選択できるのもSONYの特徴です。

動画機能が充実している

近年、ミラーレス一眼カメラは写真だけではなく、Vlogなど動画用のカメラとしても認知されるようになってきました。

SONYのカメラは、手ぶれ補正機能が高く動画編集の幅が広くAF性能が高いという特徴があり、動画用のカメラとしても、ライトユーザーからプロユーザーまで高い人気があります。

2020年10月に発売されたα7SⅢは、新たに搭載されたアクティブ手ぶれ補正機能により、画角がクロップされるものの、ジンバルなしでも手ブレを感じさせない、滑らかな動画を撮影することが可能となりました。

さらに、α7SⅢでは、動画編集で実用的な機能として、4K120Pのスローモーション動画の撮影や、4:2:2 10bitのカラーサンプルでlog撮影することも可能となり、動画編集の幅が広がりました。

また、2023年に発売されたα7RⅤでは、AIを活用したオートフォーカスの技術であるAIプロセシングユニットという機能が搭載され、被写体の認識精度の向上や追従性が従来のカメラより格段に良くなりました。

これらの技術は、その後に発売されたカメラでも採用されているものが多いため、SONYのカメラは写真だけでなく動画にも強いという特徴があります。

SONYで人気のミラーレス一眼カメラ3選

ここまでは、SONYの特徴について見てきました。

ここからは2024年現在、SONYのカメラで人気の高いカメラを3つご紹介していきます。

フルサイズミラーレス一眼のエントリー機:α7CⅡ

最初に紹介するのは、2023年10月に発売された、フルサイズミラーレス一眼カメラのα7CⅡです。

こちらのカメラは、α7Cシリーズということで小型軽量なモデルとなっていて、写真性能、動画性能がバランスよく高いレベルで搭載された、エントリーモデルのフルサイズミラーレス一眼カメラとなっています。

2020年に発売された前作のα7Cから動画性能が大幅に進化しており、AIプロセシングユニットによるオートフォーカスの性能向上、アクティブ手ぶれ補正の搭載4:2:2 10bitのカラーサンプルによる動画記録方式の採用など、動画撮影に必要な機能が充実しています。

また、3300万画素の高画素イメージセンサー5軸7.0段の手ブレ補正機能クリエイティブルックの搭載により静止画撮影にも向いているカメラになります。

ファインダーが小さくて覗きにくいという欠点がありますが、前作よりもファインダー倍率が向上しているので見やすくなっています。

価格は25万円前後で、フルサイズ一眼カメラの中では手にしやすい価格であるにも関わらず、最新の技術が詰まったカメラとなっているので、発売当初からミラーレス一眼カメラの中では常に売上の上位に位置しています。

重さはフルサイズミラーレス一眼としては最軽量の514gで、コンパクトで扱いやすいため、初めてフルサイズ一眼カメラを持つという方や女性のユーザーが多いのも特徴的です。

APS-Cサイズのフラッグシップ:α6700

2023年7月に発売されたAPS-Cサイズのミラーレス一眼がα6700です。

こちらのカメラは、2019年11月に発売されたα6600の後継機に当たります。

スペックや外観的な特徴としては、α7CⅡをAPS-Cサイズに小型したイメージとなりますが、α7CⅡと異なる点としては、4K 120 Pのスローモーション撮影できるところです。

α7CⅡは4K 60Pまでの撮影しかできなかったため、本格的な動画撮影をしたい人に向いているカメラと言えます。

イメージセンサーがAPS-Cサイズなので高倍率撮影に向いているということや、深みのあるグリップと手ぶれ補正機能により望遠レンズを使った撮影でも安定性て撮影できおるため、スポーツ野鳥など遠くの被写体を狙うことが多いユーザーに向いています。

また、ボディが小型軽量であるため、APS-Cサイズのレンズとセットで持ち歩くことで、ディズニーランドなどのテーマパークに長時間持ち歩く時にも、疲れにくいのも特徴です。

関連リンク
【スポーツ・動物撮影におすすめ】SONY α6700とおすすめレンズ3選
【2024年】ディズニーリゾートへ持っていくベストなカメラ・レンズとは

動画メインのエントリーモデル:ZV-E10

2021年9月にVlogカメラとして初めて登場したのがZV-E10というAPS-Cサイズのミラーレス一眼カメラです。

このカメラは、YouTubeの撮影用のカメラ手持ちで自撮りするためのカメラとしても人気となったカメラです。

動画撮影に特化しているので、ファインダーがなかったり、ダイヤルやボタンが少ないといった外観的な特徴がありますが、設定次第で静止画撮影もできます。

ZV ~E10の人気の理由は、安くて、軽いことです。

ボディ単体では75,000円と他のメーカーと比較しても圧倒的に安いので、初めてのミラーレス一眼カメラとしてもおすすめです。

また、バッテリー込みで343gと軽いため、手軽に持ち出せるだけでなく、小型ジンバルにのせて撮影することができるというのも魅力です。

2024年の夏頃にはZV ~E10の後継機が発売されることも噂されているので、こちらも気になるところです。

まとめ

SONYは一眼カメラ部門としては後発のスタートでしたが、圧倒的な技術力でミラーレス一眼カメラの最先端をいく存在となってきました。

プロフェッショナルから初心者まで幅広い層に最適なカメラのシリーズ展開豊富なレンズ群により、多くの人に選ばれやすいカメラメーカーであると言えるでしょう。

手ぶれ補正機能、AF性能、動画記録方式など、動画撮影向けの機能が充実しているので、これから動画をやってみようと考えている方にも向いています。

 

私自身、SONYのα7Ⅲを長い間使っていますが、フルサイズらしいボケ感のある写真や、シャッターを切った時のフィーリングもいいので、とても愛用しています。

α7Ⅲも完成度の高いカメラでしたが、それ以降に登場したカメラでは、AF性能や動画撮影機能などがさらに進化してきているので、これからのカメラにも期待していますし、レンズもたくさんあるので、いろんなレンズを試してみたいと感じています。

この記事が皆様のカメラ選びの参考となり、自分に合ったカメラを選ぶ一助となれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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