YOSHI日記

福井県立恐竜博物館のメイン展示を一枚の写真で撮る方法

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福井県ではフクイラプトルやフクイサウルスなどの化石が見つかっており、福井県立恐竜博物館は国内最大規模の恐竜博物館となっています。 2023年7月14日この博物館がリニューアルオープンしてから1ヶ月で20万人が入館するという今激アツの観光スポットとなっています。 今回の記事では、新しくなった福井県立恐竜博物館の魅力やタイトルにもあるようにメイン展示エリアの撮影方法についてご紹介していきたいと思います。 この記事を読んでいただくと、これから福井県立恐竜博物館に行ってみようと考えている方が写真を撮りたくなり、効率の良い周り方についての参考になると思いますので最後までご覧ください。 この記事を書いている私は、カメラ歴10年以上、フォトマスター検定試験1級の資格を取得しているYOSHIです。 初心者の方がカメラを手にして写真を楽しむことができるように、カメラやレンズの話、撮影スキルなどについて紹介しています。

また、私のブログではコンデジや一眼カメラを買おうか迷っている人が、自分にはどんなカメラやレンズが合うのかという質問にお答えしていますので、気になる方はお問い合わせページからご連絡ください。

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メイン展示を1枚の写真で撮る方法

本館1階にある共有の世界ゾーンでは動くティラノサウルスロボットのほか50体の恐竜の骨格が展示されています。 展示全体の見るには吹き抜けになっている本館2階から撮影するのがおすすめになります。 しかし、あまりに広い展示スペースなので標準レンズ(焦点距離28mm)で撮影しても部分しか撮影できませんでした。 これはこれで悪くない写真なんですが、今回はパノラマ合成という手法を使って撮影することにしました。

パノラマ写真の撮影方法

パノラマ撮影の簡単な方法はスマートフォンのパノラマモードを使うことですが、今回は一眼カメラを使ったパノラマ写真の撮影方法をご紹介します。 まず撮影撮り方は、ティラノサウルスを中心に縦3枚横5枚の15枚撮影します。 枚数が多い方が合成したときの歪みが少ないので、重なる部分を多くして枚数を多く撮影するのがコツです。 このとき注意したいのが、オートで撮影すると露出やホワイトバランスが変わることです。 1枚ごとに露出やホワイトバランスが異なると合成した時に不自然なところが出てくるので、撮影する際にはマニュアルモードに切り替えることをおすすめします。 撮っている間に人やティラノサウルスロボットが動くことがありますが、編集でAIがうまいこと調整してくれるので、気にせず撮りましょう。

パノラマ写真の編集方法

今回の写真はRAWで撮影しているため、色味の調整も含めてLightroomでパノラマ合成まで処理しました。 Lightroomはサブスクリプションの有料ソフトになるので、気になる方がいらっしゃれば月額1000円以下で利用できますし、体験版もあるので試してみてもいいと思います。 まずは、合成したい写真を全て取り込みます。 まずは、メインの写真を1枚決めたらパラメーターを操作して好みの色に編集していきます。 編集が完了したら、設定をコピーして他の写真にペーストします。 これで全ての写真の色味が調整できました。 次に、合成したい写真を全て選択します。 選択の方法は、画面下の写真が並んでいる場所で、Macの場合は⌘+A、Windowsの場合はControl+Aで簡単に選択できます。 続いて、右クリックを押すと次のような画面になりますので、「写真を合成」から「パノラマ」を選択します。 すると、パノラマ合成したレビューが表示されます。 このままでは余白がギザギザした仕上がりになるので、綺麗な四角形になるように「自動切抜き」をチェックして「統合」をクリックします。 これでパノラマ合成は完了です。 合成してみて、最後に明るさや色味を最終調整したらJPEGで書き出して終了になります。 広角のレンズを持っていて1回のシャッターで全ての範囲を撮影できるという場合はそれに越したことはありませんが、今回のように標準レンズしか持っていってない場合はパノラマ合成というやり方を選択肢で持っておくと広角レンズで撮ったような写真に仕上げることもできるので、覚えておくと便利です。

リニューアルの見どころを紹介

ここからは7月14日のリニューアル以降新しくなった展示について紹介していこうと思います。

新館ホールと3面ダイノシアター

入り口に向かって右手に小ぶりのドームができました。 中は3階建となっていて、エスカレーターで2階、1階へと降りる作りとなっています。 エスカレーターを降りる途中、一部壁がガラス張りになっている収蔵庫があり中にある 1階から3階までの吹き抜けには「恐竜の塔」と呼ばれる福井県で見つかった恐竜5体のモニュメントがあります。 新館の1階は「特別展示室」となっていて、展示が開催されていない時期はコの字型に囲まれた高さ9m横15mの特設スクリーンで恐竜が動き回る様子を見ることができます。 1回3分程度の上映で自由に出入りすることができます。 映像は3面の壁に映し出されるので、何度見ても発見があって面白いです。

  化石発掘体験室

新館の3階には新たな体験施設がオープンしました。 この施設では「化石クリーニング」「ST化石観察」「T.rex頭骨復元」など、体験というよりも本格的な研究に近い内容実践できるプログラムとなっているようです。 事前予約制で1日の参加人数が制限されているので、なかなか予約が取りづらい状況が続いているようですが来館者が落ち着いた時期に予約してみるといいでしょう。

ティラノサウルスモニュメント(屋外)

博物館の外にはちょっとした公園や広場があるのですが、そこに飾られているのは映画「ジュラシックワールド(炎の王国)」に出てくる実物大のTrexです。 映画のPR用に作成されたものをここで展示されていて、体の傷など細かいところまでリアルに再現されています。

レストラン

リニューアルに合わせてレストランが広くなったようです。 とはいえ、夏休みシーズン中はかなりの待ち時間がありました。 11時頃に入館した時にはすでにレストランの前で人が並んでいたので、ある程度時間が経ってから並ぼうと思っていたのですが、列を作っていたのは整理券の順番待ちだったそうです。。。 結局12時に整理券を取って食事を注文することができたのは14時になってしまいました。 混雑時に出かける際には、すぐに展示を見たい気持ちを抑えてまず整理券の確保を最優先にした方が良さそうです。

スピノサウルスカレー 1250円

また、博物館の外にあるジオターミナル(バス乗り場)にもちょっとしたレストランがあるので、空いているのであればそちらを利用するのもありだと思います。

まとめ

今回は、リニューアルした福井県立恐竜博物館の見どころと、メイン展示のパノラマ撮影方法についてご紹介いたしました。 館内ではフラッシュを使った撮影や展示物に触ったりすることができないので、撮影する際には注意して周りの来館者と譲り合いながら撮影するようにしましょう。 リニューアルしたばかりでしばらくは混雑が続くことが予想されますが、平日などなるべく人の少ないタイミングを見計らって思う存分に恐竜博物館を楽しんでもらえればと思います。 また、車で行く際には博物館近くの駐車場がすぐに埋まってしまうので、道の駅からシャトルバスが出ているのでそちらを使うようにしましょう。 バスは5分〜10分間隔くらいで運行されているのでそこまで不便さはありません。 それでは、今回の記事が皆様の写真撮影の参考になり、福井県立恐竜博物館へ行ってみたいという気持ちを後押しできれば嬉しく思います。 最後までご覧いただきありがとうございました。

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