撮影シーン

【2023年】東海三県で秋の絶景を撮るためのコスモス畑と撮影テクニックを紹介

撮影シーン

あたり一面をピンクや白の鮮やかな色に染め上げるコスモスは、秋に見頃を迎えて長く楽しめる花として人気があります。

一輪だけでは主張が少ないコスモスでも、畑のように一面咲き誇ると魅力的な被写体になります。
コスモスは、それだけでも美しい花ですが、周りの景色とも溶け込みやすいので人物や建物など他の被写体と組み合わせて撮ると、印象を引き立てる存在にもなります。

この記事では、東海三県で絶景のコスモス畑が見られる場所と、コスモスの撮影方法についてご紹介していきます。
撮影方法によっては、近くでコスモスが咲いている場所で簡単に撮影もできる方法もあるのでぜひ試してみてください。

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写真が撮りたくなる東海三県の絶景コスモス畑

東海三県には有名なコスモス畑がたくさんあります。
今回は、その中でも名古屋から1時間くらいのほど近い場所にある絶景のコスモス畑を5つ紹介します。

【三重県 菰野町】田光コスモス畑

田光コスモス畑

引用:三重フォトギャラリー

田光コスモス畑は「三重のええとこ写真集(桜山社)でも紹介されている休耕地を利用したコスモス畑です。

花の色は、桃色、白色、赤色、黄色、オレンジ色、チョコレート色があります。
チョコレート色のコスモスは、チョコレートの香りがするそうです。
菰野町には田光という地区と小島という地区にコスモス畑がありどちらも見応え十分です。

広角レンズで広大なコスモス畑を表現してもいいですし、望遠レンズを使って鈴鹿山脈との近接効果を使った写真を撮ってみるのもおすすめです。

田光コスモス畑は、駅からの距離があるため車で移動した方が便利です。
車で行く場合は、新名神 菰野ICから10分。朝明(あさけ)郵便局をナビにセットするとコスモス畑の場所へ近づけます。

公共交通機関を利用される場合は、JR四日市駅から四日市福王山線・福王山行のバス乗車、朝上地区コミュニティセンター下車、徒歩5分程度です。

【三重県 桑名市】なばなの里

なばなの里

引用:なばなの里

イルミネーションで有名な「なばなの里」は四季折々の花を楽しめる場所としても人気があります。

10月には、コスモス、ダリア、バラが見頃を迎えるため、3つの祭りが開催されます。
なばなの里は約150万本というスケールでのコスモスを楽しむことができます。

コスモスだけでなく、年中満開のベゴニアや絢爛が楽しめるベゴニアガーデンはハウスの中でゆっくりと花を鑑賞したり撮影できるため、近年人気を集めています。

毎年春と秋にフォトコンテストも開催されているので、腕試しに応募してみるのはいかがでしょうか。

なばなの里へのアクセスは、公共交通機関の場合は桑名駅(近鉄・JR併設)からでなばなの里までの直通バス(三重交通)があります。

車で行く場合は、東名阪「長島IC」もしくは伊勢湾岸自動車道「湾岸長島IC」からそれぞれ5分〜10分程度です。

【愛知県 一宮市】国立木曽三川公園138タワーパーク

国立木曽三川公園138タワーパーク

引用:国立木曽三川公園138タワーパーク

138パークタワーでは秋になると、8品種、5万本のコスモスが咲き誇ります。

「いちのみや」の名前にちなんだ138ツインタワーはコスモスとのバランスもよく、全景にコスモス、背景にツインタワーという構図の写真が人気です。

2023年9月9日から10月5日までは「138タワーパーク オータムフェスタ」が開催され、11月5日はコスモスの刈り取り体験が開催されます。

138タワーパークへのアクセスは、J公共交通機関の場合は、一宮駅(名鉄・JR併設)より 名鉄バス一宮総合体育館行きのバス(名鉄バス)に乗車(約30分)し「138タワーパーク」下車します。

車で行く場合は、東海北陸自動車道一宮木曽川I.Cから約10分です。

【愛知県 長久手市】愛・地球博記念公園(もりころパーク)

愛・地球白記念公園

引用:愛・地球博記念公園

ジブリパークの開業からまもなく1年を迎える愛・地球博記念公園ですが、大芝生広場横のお花畑には100万本のコスモスが咲き誇ります。

撮影ついでにジブリパークで遊んでいくのもいいですし、撮影場所によっては、ジブリパークで公開中のエリアを背景にした写真を撮ることもできます。

10月21日(土)にはコスモスのつかみ取りも開催されるので、撮影以外の楽しみがあるのも魅力の一つです。

愛・地球博記念公園へのアクセスは、公共交通機関の場合は、東武丘陵線(リニモ)に乗車し「愛・地球博記念公園駅」から徒歩すぐです。

車で行く場合は、東名高速道路・日進JCTから、名古屋瀬戸道路に分岐「長久手IC」東へ約5分。または東名高速道路「名古屋IC」から東へ約20分です。

 

コスモスの魅力を引き出す撮影テクニック

コスモスは1輪だけではあまり目立たない花ですが、ピンク、白、オレンジなど色とりどりの花々が何千、何万本という単位であたり一面を染め上げる景色が人の心を捉えます。

そんなコスモスは写真の撮り方次第で、主題にも引き立て役にもなり、撮影時間によってはドラマチックにしたり、柔らかい雰囲気にすることもできます。

ここでは、コスモスの魅了を引き出すための「カメラを構える角度」「時間帯」について解説します。

カメラを構える角度

カメラを構える角度は、大きく分けると「斜め上から」「水平位置から」「下から」の3パターンに分かれます。

斜め上からの撮影

斜め上からの撮影は広大なコスモス畑を表現する場合に向いています。

広角レンズを使用するのがベストですが、標準レンズしかない場合はなるべく広角側で撮影します。

どうしても画角が狭いと感じた場合は、カメラを縦構図にしてパノラマ撮影してみるといいでしょう。

上からの撮影で意識したいのが、水平が取れていることです。
コスモス畑の境目が傾いていると不自然な印象になるので、水準器を出して撮影するか、撮影後に傾きを調整しましょう。

水平位置からの撮影

 

水平位置からの撮影では、コスモスを副題(引き立て役)に使う時に向いています。

子どもや雰囲気のある建物、山など強い印象がある被写体をメインに持ってきて、その前後にコスモスを入れます。
望遠レンズを使って撮影するとメインの被写体がより際立って、コスモスが綺麗にボケるようになります。

F値を下げると背景ボケが強調されますが、ぼかしすぎるとコスモスが分かりづらくなるので、バランスを見ながら調整しましょう。
子どもを撮影する場合は、子供の目線までカメラの位置を下げて撮影しましょう。
これは普段の撮影でも意識すると写真の印象がグッと良くなります。

下からあおって撮影

下からあおって撮る方法は、コスモスを主題として透明感のある写真にするのに向いています。

コスモスがまだあまり咲いていない時や、本数が少ない時などには諦めて帰る前に一度この撮り方を試してみてください。

撮影のコツは、上からの撮影と同じく、広角レンズか標準レンズの広角よりの画角を使います。
ただし、下からの撮影の場合はパノラマ撮影は難しいので、1枚撮りになります。

カメラは、バリアアングルの場合は、モニターをひっくり返して撮影結果を確認しながら撮ります。
モニターを確認せず適当にシャッターを切るとピントの位置が合っていなかったり、被写体が切れたりすることがあるので、必ずモニターで確認しましょう。
カメラによってはチルトアップしかできないものもあります。その場合はなるべく背の高いコスモスを探すなどなるべく低い姿勢から取れるように努力しましょう。

コスモスの花の透明感を出すのには、明る時間帯で青空が抜けているところを狙いましょう。

撮影する時間帯

コスモスは撮影する時間帯で印象が大きく変わる被写体です。
日中に撮影するコスモスは、柔らかく清涼感のある印象になりますが、逆に夕方の撮影ではドラマチックな印象になります。

ここでは、日中と夕方の撮影方法について解説します。

日中の撮影方法

人物や動物を被写体とする場合は、雲が出ている天気の方が表情が柔らかくなります。
晴天で影がはっきり出る場合には、朝の早い時間か少し火が傾き始めたくらいの時間帯に、逆光または反逆光で撮ると柔らかい印象になります。

荷中の撮影で気をつけたいのが、白トビしやすいということです。
露出を上げるとふんわりした印象に近づけることができますが、その分白いコスモスや白い服、建物などは白トビを起こしやすくなります。
撮影時には、ヒストグラムを確認して白トビを起こさない範囲で露出を上げるといいでしょう。

編集の段階でコントラストを下げるとさらに柔らかい印象の写真に仕上がります。

夕方の撮影方法

夕方の撮影では、被写体をドラマチックな印象にすることができます。

夕方の撮影でのポイントは、逆光で撮ることです。
太陽を入れることで、夕方の撮影であることが強調されて、写真が物語のようなストーリー性が生まれる効果があります。

逆光で撮影する場合、シルエットのように被写体が黒く写ってしまうことがあります。
夕方に撮影する場合は、暗くなりすぎない時間帯から撮影を開始して、白トビしない範囲で露出をあげて人物やコスモスに十分な明るさが出るように撮影しましょう。

まとめ

秋のコスモスは撮影できる期間も長く、東海地方には今回紹介した場所以外にも撮影できるコスモス畑がたくさんあります。
ちょっと遠出して撮影のついでに地元の名物や観光地を回ってみるのも楽しいものがあります。

コスモスはそれだけでも魅力的な被写体ですし、人物などメインの被写体を引き立て役にもなります。
構図や時間帯を変えてみてコスモスの魅力を引き出してみましょう。

撮影する時には、光の当たる方向や露出を意識してみると写真の雰囲気が良くなりますのでぜひ試してみてください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

この記事が写真を撮りに行くためのガイドとなり、素晴らしい写真を撮る手本になれば幸いです。

 

 

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