2023年8月14日はペルセウス座流星群の観察に最適な日ということで、家族旅行(キャンプ)を兼ねて星空の撮影に出掛けてきました。
長野県阿智村にある銀河もみじキャンプ場を予約しておいたのですが、台風第7号の影響もあって天気がもつギリギリの日程で行けたのは運が良かったかもしれません。
今回の記事は
、銀河もみじキャンプ場での星景写真撮影の記録と、
阿智村の観光について書こうと思いますので、今後の撮影計画や旅行計画の参考になれば嬉しく思います。
この記事を書いている私は、カメラ歴10年以上、フォトマスター検定試験1級の資格を取得しているYOSHIです。
初心者の方がカメラを手にして写真を楽しむことができるように、カメラやレンズの話、撮影スキルなどについて紹介しています。
また、私のブログではコンデジや一眼カメラを買おうか迷っている人が、自分にはどんなカメラやレンズが合うのかという質問にお答えしていますので、気になる方は
お問い合わせページからご連絡ください。
銀河もみじキャンプ場の施設について
銀河もみじキャンプ場は、長野県阿智村の浪合地区にあるキャンプ場で、園原ICから下道で30分くらい移動したところにあります。
阿智村には、銀河もみじキャンプ場の他に
せいなの森キャンプ場や
弓の又キャンプ場などの施設がありますが、星空の観測を推しているキャンプ場という理由でここを選択しました。
宿泊はバンガローかテント
銀河もみじキャンプ場は宿泊できる場所がバンガローとテントサイトしかないため、ある程度キャンプ装備が揃った人向けの施設になります。
今回はバンガローと横にテントサイトがあるエリアを選択しましたが、私のようなキャンプ素人には照明やコンロ周りの設備がないだけでかなり大変なキャンプでした。。。
それでもバンガローがあるだけで随分助かりました。
ちなみにコテージとテントサイト付きのエリアの料金は15,000円です。
バンガローは天井に照明が一つとコンセントが1箇所あるのみのシンプルな構造です。
網戸もなく電気をつけると虫が集まってくるので、部屋の中は蒸し暑かったです。
近くに炊事場やトイレがあったので、洗い物などに不便はありませんでした。
ペルセウス座流星群の撮影開始
夕食も終えて、片付けが終わる頃にはあたりはすっかり暗くなり、満点の星空を見ることができました。
肉眼でもうっすら天の川を見ることができる暗さなので、撮影環境としてはまずまずといったところでしょうか。
子どもたちに綺麗な星空を見せたいという親のエゴでキャンプ場に連れてきましたが、子どもはあまり星に興味がないようで、さっさと寝てしまいました。
子どもを寝かしつけ22時頃から撮影をスタートしました。
私の宿泊したエリアの周りは木に囲まれていたことと、周りのキャンパーが遅くまで焚き火をしたり花火をしていたので低い角度での撮影はあきらめて
ペルセウス座方向にカメラを向けて赤道儀を使って撮影しました。
ピントを合わせ、露出と構図を決めたら、あとはひたすら連写機能を使って撮り続けます。
レリーズを使ってシャッターを固定しているので、レジャーシートを引いて寝転がりながら星を観察していました。
5分に1回くらいは大きな流れ星が見えたので、期待を胸に仮眠することにしました。
1時間ほどして様子を見ると、
空には分厚い雲に覆われていてこれ以上天気の回復は望めそうになかったのでこの日の撮影は終了となりました。
翌日、流星群が撮れているか確認したところ、1時間撮影して1枚だけ流れ星が入っている写真を発見しました。
予想していたよりほどの流れ星は撮影できませんでしたが、思い出に残る夜になりました。
今回撮影したカメラとレンズ、撮影設定は次のとおりです。
カメラ:α7Ⅲ
レンズ:FE20mm f1.8G(SONY)
f値:1.8
シャッタースピード:30秒(赤道儀あり)
ISO:2000
フィルター:なし
阿智村のグルメ・遊びスポット
今回キャンプ場以外に立ち寄った場所についても少し紹介して行こうと思います。
阿智村は観光地としても人気なので子ども連れで出かける方の参考になれば嬉しいです。
お蕎麦を食べるなら「おにひら」
阿智村、蕎麦で検索すると、「おにひら」というお店が検索上位に上がってくると思います。
おにひらは蕎麦の専門店で阿智村内に3店舗あります。
蕎麦は少し細めで、蕎麦の香りがとても良かったです。
看板メニューはお店の名前にもなっている「おにひら」で、
3人前のせいろそばが一皿で出てくるのでインパクト抜群です。
天ぷらの盛り合わせとセットで注文しましたが、天ぷらもサクサクで塩で食べるととても美味しかったです。
最後には蕎麦湯も出てくるので、蕎麦好きな方におすすめのお店です。
私が行ったお店は昼神温泉にある店舗で、お盆ということもあり12時30分にお店について食べ始めたのが14時でした。
整理券を取る時に大体の待ち時間も表示されるので、早めに整理券を取って観光するくらいでちょうどいいかも知れませんね。
待ち時間に昼神温泉を流れている阿知川で水遊びをしていたので、お腹は空きましたが待ち時間は退屈せずに済みました。
釣り堀と焼き魚を楽しむなら「青木屋」
子どもたちに釣り堀をさせようと思ってやってきたのが、月仙温泉の近くにある「青木屋」というお店です。
ここでは、釣り堀であまご、いわな、にじますなどの魚を釣ってその場で食べることができます。
今回は魚だけ釣らせてもらいましたが、魚の下処理と塩を振ってくれるので、そのまま夜のおかずになりました。
阿智村の中には釣り堀や魚のつかみ取りができる施設がいくつもあります。
青木屋の近くにある
天魚パークランドという施設では魚のつかみ取りを体験できますし、銀河もみじキャンプ場や
浪合パークでも釣り堀をすることができます。
阿智村の中も広いので、なるべく移動が楽な場所を探してみるといいでしょう。
日帰り温泉とひまわり畑「ひまわりの湯」
銀河もみじキャンプ場の施設内にはシャワー室が整備されていますが、家族旅行ということもあり日帰り温泉に行くことにしました。
園原IC方面に戻ると昼神温泉に
湯ったり〜な昼神という施設と豊田市方面に向かうと
ひまわりの湯という施設がありますが、今回は少しだけ近い場所にあったひまわりの湯へ行ってきました。
お風呂の時間が遅い場合は、湯ったり〜な昼神の方が営業時間が遅くまでやっているそうです。
入浴は大人800円、子ども500円という普通の値段。 泉質はとろっとして温泉成分が濃い感じがするので、温泉が好きな人にはいいお湯だと思います。
ひまわりの湯というだけあって、駐車場の横には割と広めなひまわり畑があり、写真を撮る人が多くいました。
まとめ
銀河もみじキャンプ場について
今回は、銀河もみじキャンプ場で星空の撮影をした印象としては、キャンプと星空の両方を楽しみたいという人にとってはおすすめの施設ですが、私のようにキャンプ素人の人間にはコテージのようにある程度設備が整った宿泊施設が良い気がしました。
阿智村にある「せいなの森キャンプ場」には以前宿泊したことがありますが、コテージが広々していて、冷蔵庫、キッチン、寝具などもあるので荷物が少なくできて快適に過ごすことができるので、キャンプスキルが無い人や準備を少なくしたい人におすすめします。
星空はどちらも綺麗に見えますが、
銀河もみじキャンプ場は夜まで焚き火をしている人が多くいたので、星景写真として地上の風景も入れたいのであれば、場所を変えて撮影した方が良い気がします。
ペルセウス座流星群について
今年のペルセウス座流星群は極大日が新月に近いこともあって注目度も高く期待していましたが、
台風第7号の影響で雲が多く星空を撮影できる時間も多くなかったのはとても残念でした。
銀河もみじキャンプ場は周りが木に囲まれていたり、近くで焚き火や花火をしている人がいるので空全体を見渡すことが厳しい環境でしたが、5分に1個くらいは光跡がはっきりとした流れ星を見ることができたので、長い時間撮影できるのであれば多くの流れ星を写真に収めれるような気がします。
今年は、
12月にもふたご座流星群の極大日と新月が重なるビックチャンスがあるので、今回の経験を活かして撮影したいと思います。
今回の記事が皆さんの写真撮影の参考になれば嬉しく思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。