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OLYMPUSのカメラの特徴 初心者向けのタフでオシャレなコンパクト

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カメラを選んでいる人の中には、「OLYMPUSのカメラって実際どうなの?」と気になっている方もいるのではないでしょうか。

最近のミラーレス一カメラ市場では、SONYやCANONのカメラに人気がありますが、OLYMPUSのカメラも、BNC AWARD 2024 の売り上げランキングで3位に入る人気があるカメラメーカーです。

OLYMPUSの人気の理由には、アウトドアでもタフに使える小さくてカメラ初心者にも使いやすい女性にも人気なオシャレなデザインなどがあります。

この記事では、OLYMPUSのカメラが気になっている方向けに、OLYMPUSの人気の理由を詳しく解説するとともに、2024年4月時点でおすすめするミラーレスカメラとして、OM-5、PEN E-P7、TG-7 の3機種をご紹介します。

この記事を読んでいただくと、OLYMPUSのカメラの特徴を理解して、目的にあったカメラを選ぶことができるようになるので、ぜひ最後までご覧ください。

なお、OLYMPUSは、2021年にカメラ部門が子会社化されて、OMデジタルソリューションズという社名に変わりましたが、まだOLYMPUSという会社に馴染みがある方も多いと思いますので、この記事ではOLYMPUSとして紹介させていただきます。

 

この記事を書いている私は、カメラ歴15年以上、フォトマスター検定試験1級の資格を取得しているYOSHIです。

私のブログでは、初心者の方がカメラを手にして写真を楽しむことができるように、カメラやレンズの話、撮影スキルなどについて紹介しています。

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小型・軽量カメラに最適なマイクロフォーサーズ規格

OLYMPUSといえば、小さいカメラをイメージされる方も多いと思います。

なぜ、OLYMPUSのカメラが小さいのかというと、カメラの心臓部とも言われるイメージセンサーにマイクロフォーサーズという規格の小さいイメージセンサーを使用しているためです。

OLYMPUSのカメラで使用されている、マイクロフォーサーズという規格のイメージセンサーは、「4/3型」という意味で、大きさで比較すると、フルサイズセンサーやAPS-Cセンサーよりも小さく、スマートフォン(1型や1/2.3型)より大きいイメージセンサーになります。

小さいイメージセンサーを使うことで、カメラ・レンズを小さく設計できる、価格を抑えられる望遠撮影に向いているというようなメリットがあります。

OLYMPUSには、「小型・軽量で誰でも気軽に使えるカメラ」というコンセプトがあり、マイクロフォーサズ規格は、初心者のニーズにもマッチしたセンサーサイズとなっています。

一方で、フルサイズセンサーやAPS-Cセンサーよりも背景がボケにくかったり、暗所でのノイズが目立つというデメリットもあるので、画質にこだわりたい方は、開放F値の小さい「明るいレンズ」を使用してデメリットを補完する必要があります。

OLYMPUSが使用しているマイクロフォーサーズ規格は、PanasonicのLumix Gシリーズでも採用されていて、OLYMPUSのレンズだけでなく、Pansonicのレンズも共用で使えるため、レンズの選択肢が多いのも特徴です。

アクティブに持ち出せる信頼の防塵・防滴構造

OLYMUSのカメラの特徴の一つに、「信頼性の高い防塵・防滴構造」というのがあります。

OM-1やOM-5シリーズは、IP53という防塵・防滴の性能規格をクリアしており、砂が舞うアウトドアフィールドや台風のような暴風雨でも使用できる設計になっています。

OLYMPUSのレンズには、PROレンズとそれ以外のレンズでグレードが分かれていて、PROレンズは高画質という性能に加えて、OM-1などのカメラと同じように、IP53の防塵・防滴の規格をクリアした設計になっています。

-10度での撮影動作も保証されており、登山などアウトドアで活用することを想定している方や、ゲレンデなどでアクティブな撮影に挑戦したい方にもおすすめです。

ミラーレスカメラだけでなく、コンパクトカメラのOLYMPUS Tough TG-7というカメラも、15mの防水設計となっているので、シュノーケリングやスキューバダイビングでも多くの方が愛用しています。

パソコン不要の便利な画像処理機能

OLYMPUSのコンセプトに、コンピュテーショナルフォトグラフィーという考えがあります。

これは、合成写真など本来パソコンでの処理が必要な工程を、カメラの中で完結できるようにするというもので、OLYMPUSのカメラには独自の画像処理機能がいくつも用意されています。

こうした複雑な編集作業を、カメラ内で手軽に実施できるのもOLYMPUSの魅力の一つです。

いくつかある機能の中でも、実用的で便利な機能として、ハイレゾショット、ライブコンポジット、ライブNDという機能について紹介します。

高画素を生み出す必殺技 ハイレゾショット

「ハイレゾショット」は、同じ構図となる写真を、イメージセンサーの位置を少しずつ変えて、連続で複数枚撮影することで5000万画素から8000万画素の高画素な写真を生成する機能です。

三脚で固定して撮影する「三脚ハイレゾショット」と、手持ちで撮影する「手持ちハイレゾショット」あるので、撮影する条件によって機能を選択します。

データ容量が重くなったり、画像を生成するのに時間がかかるため、ここぞというシーンで使う必殺技のようなイメージです。

高画素な写真を生成できるため、大判印刷を想定している場合や、トリミングして拡大したい場合などに重宝される機能です。

光の軌跡を表現する ライブコンポジット

「ライブコンポジット」は、同じ構図で撮影した複数枚の写真から、明るく変化した部分のみを合成する「比較明合成」という理をカメラ内で行ってくれる機能です。

例えば、星の写真では、点で捉えた星の写真を、連続撮影して星の軌跡を表現したりできます。

他の使い方としては、ホタルの撮影で、ホタルの光源を多く見せるようにしたり、車のテールランプの軌跡を表現することもできます。

リアルタイムで写真を合成されていく様子をモニターで確認できるので、撮影を終了するタイミングを図りやすいのも特徴です。

白飛びを防いで水の流れを表現する ライブND

「ライブND」は、露光した複数の画像を合成することで、白飛びを防ぎ、滝や渓流の流れを滑らかに表現できる機能です。

滝や渓流の流れを滑らかに表現する場合には「スローシャッター」と呼ばれる1秒から2秒程度の長時間露光を行います。

長時間露光すると、滝や渓流などの明るい部分が白飛びしてしまうため、レンズ側にNDフィルターというサングラスの役目をするフィルターを取り付けるのが一般的です。

ですが、このライブNDを使用することで、NDフィルターの役割をカメラ内で処理してくれるので、NDフィルターなしで撮影できて、さらにフィルターの濃さを選べるという特徴があります。

オシャレで可愛いい、ファッションアイテムとして楽しむ

OLYMPUSのPENシリーズや、OM-D EM10などのカメラは、オシャレを楽しむ女性を中心に人気の高いカメラです。

OLYMPUSのPENシリーズは、1960年代のフィルムカメラ時代から、「小型・軽量なカメラをより多くの人に楽しんでもらいたい」というコンセプトで販売され、初心者向けのカメラとして長年人気のあるシリーズです。

フラットでスタイリッシュなボディ、グリップの質感やダイヤルのデザインなど、フィルムカメラ時代のクラシックなイメージを残していて、オシャレなファッションアイテムとして持ち歩きたくなるデザインが特徴です。

サイズもコンパクトなので、薄型レンズと一緒に使うことで、カバンの中でもかさばらずに、気軽に持ち出すことができます。

PENシリーズのようにオシャレで可愛いカメラを持ち運ぶのであれば、カメラストラップもファッショに合わせて取り替えると、カメラを持ち出す楽しみが一段と高まります。

2024年 OLYMPUSで人気の高いカメラ3選

ここまで、OLYMPUSが誇る防塵・防滴性能や、独自の画像処理機能などについて見てきました。

ここからは、2024年現在でOLYMPUSで人気の高いカメラを3つご紹介していきます。

登山などアドベンチャーの相棒に OM-5

OM-5は、2022年10月、OLYMPUSからOMデジタルソリューションズに事業が移ってから、2台目に発売されたカメラになります。

機能のベースとしては、OLYMPUS OM-D E-M5 MarkⅢを継承したカメラで、外観としての大きな違いは、軍幹部が「OM SYSTEM」というロゴに変わっています。

OM-5の特徴としては、アウトドアでも安心して使える防塵・防滴性能と、「1gでも機材を軽くしたい」という方に最適な小型軽量のボディになります。

防塵防滴性能は、IP53の規格をクリアしており、暴風雨や−10度の低温にも耐える設計になっています。

カメラの重量は、バッテリー込みで414gと軽量化されているので、Proレンズを付けてもワンハンドで撮影できる重さになっています。

OM-D EM-5 MarkⅢから進化した点として、ボディ内手ぶれ補正が1段分高くなっており、ボディ単体で6.5段、手ぶれ補正機構付きのレンズと組み合わせると最大で7.5段の補正機能を発揮します。

強力な手ぶれ補正機能があるため、野鳥撮影飛行機の撮影など、三脚が使えないシーンでも安心して撮影に集中することができます。

その他には、手持ちハイレゾショットが追加されたり、AF機能の向上により、離れた場所にいる人物にもAFを合わせて追従できるようになっています。

登山で使用する方におすすめのカメラで、1本のレンズで済ませたい方には、防塵防滴性能の高いズームレンズ M.ZUIKO ED12-45mm F4.0 PRO 、星空や雲海を撮影したい方には、LEICA DG SUMMILUX 9mm/F1.7 などのレンズの組み合わせがおすすめです。

個人的に欠点と感じるのは、電源のON/OFFレバーがファインダーの左側にあることです。

左手が塞がっているときに写真を撮ろうと思っても、「右手だけで電源を入れてシャッターを切る」ということができないので、登山道などで何かに捕まっていないといけない場所での撮影などで、不便を感じることがあるかもしれません。

PEN E-P7

PEN E-P7は、カメラ初心者向けに設計されたPENシリーズの最新モデルで、デザイン性の高いクラシカルなカメラになります。

本体は、バッテリー込みで337gと、一眼カメラとしては最軽量の軽さと、カメラの凹凸が少ない、スタイリッシュな形でカバンに入れてもかさばらないので、気軽に持ち出すことができます。

E-P7の人気の理由の一つに「カラープロファイルコントロール」という機能があります。

この、カラープロファイルコントロールは、「プロファイルコントロールスイッチ」という、レンズ接合部付近にあるつまみを切り替えることで、通常の撮影設定から、モノクロとカラーのプロファイルに切り替えることができるシステムです。

モノクロ写真を楽しみたくて、E-P7を選ぶという方も多くいるほど人気のある機能です。

カラープロファイルコントロールは、あらかじめ設定されたモノクロやカラーのプロファイルを使っての撮影しても楽しめますが、さらにそこから彩度を色別にを変更したり、トーンカーブをコントロールすることもできます。

通常、彩度の調整やトーンカーブの操作はパソコンなどの編集ソフトを使って仕上げていきますが、撮影の段階で細かく調整できるというのが、E-P7ならではの機能となっています。

E-P7は、小さくて見た目もクラシカルなデザインなので、ファッションアイテムとしても人気が高いカメラになります。

そのため、ハンドストラップを使って手首に巻いて持ち歩いたり、本革性のオシャレなショルダーストラップを使って首からかけるなど、自分らしくアレンジして楽しめます。

レンズキットの ED14-42mm F4.5-5.6 EZ という標準ズームレンズでも撮影を楽しむことができますが、E-P7はイメージセンサーが小さく、背景を大きくぼかすことが難しいので、開放F値の小さい単焦点レンズと組み合わせることで、ボケ感のある一眼カメラらしい写真を楽しむことできます。

E-P7はカメラが小さく、薄型レンズとのバランスがいいため、スナップ写真を楽しめるLEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7などの単焦点レンズが向いています。 

E-P7の欠点としては、ビューファインダーが装備されていないので、逆光の強いシーンなどでは背面モニターが見づらく撮影結果がわかりにくいというデメリットもあります。

ビューファインダーがないのは、写真家には不満なポイントですが、普段からスマートフォンの撮影に慣れている方であれば、違和感なく撮影することができるでしょう。

アウトドアスポーツの最強コンパクト Tough TG-7

最後にご紹介するのは、レンズ一体型のコンパクトカメラ Tough TG-7です。

TG-7は、水深15mの深さまで防水プロテクターなしで使用でき、2.1mの耐衝撃性能100kgfの耐荷重性能があるなど、名前の通りタフに使えるコンパクトカメラとなっています。

TG-7の大きな特徴として、マクロ撮影に強いというものがあります。

OLYMPUSの顕微鏡の技術を活かして、最短で1cmまで被写体に近寄ることができて、最大撮影倍率7倍の拡大撮影をすることできます。

TG-7はスキューバダイビング用のコンパクトカメラとしても圧倒的な人気があります。

ダイビングでコンパクトカメラを持っている人の9割方は、TGシリーズを使っている印象です。

オリンパスブルーと呼ばれる水中の色味にも人気があり、顕微鏡モードを使ったマクロ撮影を手軽に楽しめます。

付属の防水プロテクターを使用すると水深45mまでの水圧に耐えることができて、万が一浸水した場合でも高い防水性能があるため安心して使うことができます。

欠点としては、1/2.33インチというスマートフォン並みのイメージセンサーと、1200万画素という少ない画素数です。

より本格的な写真を撮りたいという方には、画質や背景のボケ具合などが物足りなく感じることがありますが、ポケットにも入るサイズのマクロ撮影に強いカメラとして、TG-7はおすすめの1台となります。

まとめ

OLYMPUSのカメラは、マイクロフォーサーズという小さいイメージセンサーのメリットを活かした、小型・軽量なカメラを主力としています。

暴風雨にも耐える、高い防塵防滴性能と小型・軽量のボディにより、登山など重量を軽くしてアウトドアで使いたい方におすすめのカメラとなります。

初心者向けのPENシリーズはクラシカルな印象とコンパクトさで女性に人気があり、薄型レンズとセットで使うことで、カバンやポケットにしまっても、かさばらずに持ち運べる便利さがあります。

OLYMPUSには、コンピュテーショナルフォトグラフィーというコンセプトがあり、カメラ内で画像処理が行える、ハイレゾショットなどユニークで便利な機能が多数あることも特徴です。

 

最近は、フルサイズやAPS-Cサイズのカメラも、ミラーレスになってどんどん小型化されていき、マイクロフォーサーズのメリットが薄れつつありますが、OLYMPUSのカメラには、小型・軽量というだけでなく、シンプルで初心者の方に安心して使って欲しいという思いが随所に施されています。

高画質、高性能なカメラであることはもちろん重要ですが、毎日持ち歩けて、気軽に撮影を楽しむ」いうのもカメラの魅力ではないかと感じます。

私も、OM-Dのカメラを所有していますが、カメラ素人の方に渡しても、抵抗感なく写真を撮って楽しめるというのが、OLYMPUSの魅力かなと思います。

皆さんの中にも、「近くに持っておきたい」と思えるカメラの一つに、OLYMPUSのカメラがあれば、カメラライフがより楽しくなるのではないでしょうか。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

今回の記事が皆様のカメラ選びの一助となれば嬉しく思います。

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