基本知識

【カメラの初心者必見】趣味の写真を効率よく上達するための3つのポイント

基本知識

これからカメラを始めようとした時に、「どんなカメラを買えばいいか分からない」「どいういう撮影方法が正解か分からない」「どうやってカメラの知識を習得すればいいか分からない」というような悩みを感じたことはないでしょうか?

私もカメラを始めたばかりの頃は、情報が多すぎて何から始めればいいのか分からず、無駄に時間やお金をかけていたという経験がありました。

そこでこの記事では、これから趣味でカメラを始めたいという初心者の方が、効率よく写真を上達していくための3つのポイントについて体系的に分かりやすく解説します。

この記事の内容を実践すると、「カメラを上達するためにはどこから手をつけたらいいのか」「具体的に何をやればいいのか」が分かるようになるので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事を書いている私は、カメラ歴15年以上、フォトマスター検定試験1級の資格を取得しているYOSHIです。

私のブログでは、初心者の方がカメラを手にして写真を楽しむことができるように、カメラやレンズの話、撮影スキルなどについて紹介しています。

上手い写真は「性能」「技術」「知識」のかけ算で決まる

写真を上達するためには、「性能」「技術」「知識」という3つのポイントを伸ばしていくことが必要です。

「性能」はカメラやレンズの性能、「技術」は撮影の経験値「知識」はカメラの機能や撮影に必要な知識になります。

上手い写真には、この「性能」「技術」「知識」が高いレベルでバランスよく備わっています。

逆に、平凡な写真というのは全てのポイントが低いレベルにある状態になります。

撮影の経験値やカメラに関する知識があっても、使っているカメラがスマートフォンであれば、どんなに上手に撮ろうと思っても物理的な限界があります。

他にも、高級な一眼カメラを持っていても、撮影する機会が少なかったらいつまで経っても写真は上手になりません。

このように、写真が上達するためには、「性能」「技術」「知識」をバランスよく伸ばしていく必要があるのです。

バランスよくといってもどこから伸ばすのかは、人それぞれです。

自分の興味があるところや得意なところから始めていけば飽きずに続けることができるでしょう。

形から入りたい人は、先に撮影目的にあったカメラやレンズを揃えてもいですし、とにかく撮影してみたいという行動力のある人は、中古でそこそこ撮影できるカメラを買って撮影に出かけるのがいいでしょう。

勉強するのが好きだという人は、カメラの知識をしっかりとつけてから、自分にあったカメラやレンズを探したり、撮影に出かけてもいいでしょう。

個人的には、中古品でも初心者向けでもいいので、とにかくカメラを買って撮影にいくことをオススメしています。

撮影した写真を見ながら、どうしたらもっと綺麗な写真が撮れるようになるのかを研究していくと上達が早いように感じます。

以下、この記事では、この3つのポイントを効率よく伸ばす具体的な方法をいくつかご紹介します。

ポイント①:撮影目的にあった性能のカメラやレンズを選ぶ

カメラやレンズを選ぶときには、どんな写真が撮りたいのかを明確にして、その撮影目的にあったカメラやレンズを選ぶことが大切です。

カメラやレンズにはそれぞれ特性があり、向き不向きがあります。

カメラやレンズの選び方を知ることで、無駄を少なく撮影目的にあったカメラやレンズを選ぶことができます。

とはいえ、カメラやレンズは高級品です。

いきなり新品を買うのは気が引けるという人は、程度の良い中古品を購入したり、カメラのレンタルサービスなどを利用を検討してみるのもいいでしょう。

カメラが欲しい理由を明確にする

カメラが欲しい理由が明確になっていないと、どんなカメラを買えばいいのか判断することができません。

カメラを始めたいと思ったのはどんな体験がきっかけだったのかを思い浮かべてみましょう。

海外旅行に行った時の風景をスマートフォンで撮ったら、いまいち上手く撮れなかった。

子どもが生まれて、今しか見ることのできない可愛い姿を綺麗な写真に残したいと思った。

カメラを始めようと思った時には、このような原体験がどこかにあると思います。

どんなカメラを買えばいいのか判断できないという方は、こうした体験をもとにカメラを買う目的を明確にして、その目的を十分達成できるカメラを予算の範囲内で検討するといいでしょう。

カメラ・レンズの選び方

一眼カメラは、レンズを交換して使うカメラになっています。

そのため、「カメラ」と「レンズ」それぞれの性能の理解して選ぶ必要があります。

どのカメラ・レンズを選ぶにしても、「画質(性能)」「形(大きさ・重さ・見た目)」「予算」の3つの指標で判断することになります。

これらの指標には関連性があり、画質が高いカメラやレンズは、形も大きくなり、予算も高くなる傾向があります。

例えば、高画質な写真が撮れるフルサイズセンサーを搭載したカメラ(α7Ⅳ)は、カメラとキットレンズを足すと重さは953g(スマートフォンの約4倍の重さ)で、値段は30万円前後になります。

逆に、フルサイズセンサーよりもコンパクトなAPC-Cセンサーを搭載したカメラ初心者向けのカメラ(EOS R10)は、重さが740gで値段は15万円前後になります。

高いからいいカメラ、安いからダメなカメラということではありません。

それぞれのカメラ・レンズに特性(強み・弱み)があり、「画質」「形」「予算」はトレードオフの関係にあるので、何を重視したいのかを明確にした上で、比較検討するといいでしょう。

カメラの選び方について詳しく知りたい方は、【ランキングより重要】初心者が一眼カメラを選ぶ時に押さえておくポイントをご覧ください。

レンズの選び方について詳しく知りたい方は、【カメラ初心者必見】目的や予算にあった最適なレンズの選び方を徹底紹介をご覧ください。

よくあるカメラ・レンズ選びの失敗例

一眼カメラ選びでよくある失敗の一つが「レンズマウント選び」です。

一眼カメラは撮影目的に合わせて「レンズ」を交換できることが最大のメリットです。

カメラを始めたばかりの頃は、「キットレンズ」と呼ばれるどのシーンでも使いやすい初心者向けのレンズを使って撮影することになると思います。

ですが、慣れてくるとだんだん自分の撮影目的にあったレンズや高画質に撮影できるレンズが欲しくなってきます。

そうした時に、理想とするレンズ見つかっても自分のカメラに取り付けられないという問題が生じることがあります。

これは、「レンズマウント」と言って、メーカーごとにカメラとレンズの接点の規格が異なるためです。

例えば、CANONの「EOS Rシリーズ」のカメラは「RFマウント」のレンズしか取り付けることができません。

カメラを選ぶ時には、これから必要となるレンズがカメラと同じレンズマウントにあるかも合わせて確認しておく必要があります。

この判断を誤ると、これまでのカメラやレンズを売って、一から揃え直すというロスを生じる場合があります。

迷ったらレンタルサービスを利用してみる

「撮影の目的が明確に決まっていない」「どのカメラ・レンズにするか絞り込めない」という方には、レンタルサービスを検討してみてもいいでしょう。

レンタルサービスは、カメラやレンズの基本料金に合わせたサブスクリプションで1週間や1ヶ月単位で何度でも交換して試すことができます。

レンタルサービスの中では、撮影シーン合わせたオススメのカメラやレンズがセットで紹介されていたり、レビュー記事などもあるので、選びやすいというのもポイントです。

毎回レンタルすると逆に高くついてしまうので、カメラやレンズを決めかねている場合運動会や海外旅行など撮影頻度が低い場合などに活用するといいでしょう。

 ポイント② :好きなジャンルの写真をたくさん撮って技術を磨く

撮影スキルの上達の近道は「たくさん写真を撮ること」す。

ですが、闇雲に写真を撮り続けてもなかなか上達していきません。

効率良くスキルを磨いていくには、自分がこの写真は好きなだと思う写真をたくさん見て、写真が上手い人をマネることです。

撮影の基礎が身についたと思ったら次は応用です。

「ポートレート」「風景」「夜景」など自分の撮影目的にあった専門的な撮影スキルを磨いていきましょう。

写真が上手く撮れるようになったら、「現像(画像処理)」を加えることで、さらに写真の完成度を上げることができます。

いいなと思う写真をたくさん見る

初心者に限らず、撮影スキルを磨いていくためには「いい写真をたくさん見る」ことです。

特に自分が撮りたいと思っているジャンルの写真を見ると、どこを意識して撮っているのか、どんな設定で撮っているのかを考えるきっかけになります。

Instagramで自分が撮りたいような写真を投稿している人がいれば、フォローしておくと自然と目に入ってきますし、概要欄に撮影地や撮影設定などの説明があったりすると自分が撮るときの参考になります。

たくさんの写真を見ておくことで、撮影スキルのアイデアを増やして応用が効くようにもなります。

写真が上手い人をマネる

こんな写真が撮りたいなと思ったら、マネをしてみるのが上達への近道です。

「同じような写真を撮っていても意味ないのでは?」と感じてしまうかもしれませんが、マネをするということは同じような作品を出すことが目的ではなく、「撮影する過程を通じて撮影スキルを磨く」ことが目的です。

芸術でもスポーツでも仕事でも、自己流でやるよりも上手な人を手本にしながら覚えた方がはるかに上達が早いと感じた経験は誰にでもあると思います。

写真も同じで、まずは上手な人の写真を見て、どのように撮っているかを考えて、マネてみるのが上達への近道になります。

専門的な撮影スキルを磨く

初心者から一歩抜け出すためには、専門的な撮影スキルを身につけることです。

カメラを始めるときには、「ポートレート」「風景」「夜景」など、自分が撮りたいという目的があったと思います。

こうした目的を叶えるためには、基礎的な撮影スキルを身につけるだけでは不十分であり、専門的なスキルを身につけなければ初心者の域を出ることはできません。

具体的には、星景写真はの場合、長時間露光という撮影技術や赤道儀を使った追尾撮影などのスキルを身に付けることで上手く星を撮ることができます。

また、撮影スキルだけでなく、撮影目的によっては撮影場所や被写体の特性についての知識も必要となってきます。

このように、自分の撮影目的にあった専門的な撮影スキルを磨くことで、初心者とは一線を画すような写真を撮ることができるようになります。

現像(画像処理)で一手間加える

撮影設定が適正であればそれだけでも十分綺麗な写真になりますが、さらに写真の完成度を上げたいのであれば現像(画像処理)を加えることをオススメします。

現像とは、写真を撮った後に明るさや色味などを微調整することで、写真を鮮やかにしたり、落ち着いた雰囲気にすることができます。

現像も撮影スキルと同じで、何枚も処理していくうちに段々とどこを調整すればいいのかが分かるようになってきます。

現像するためには、PCやタブレットのハードウェアやLightroomなどのソフトウェアが必要となるので、初心者のうちは手を出しにくいかもしれませんが、もっと写真の完成度を上げたいと思ったら、現像を覚えてみるといいでしょう。

ポイント③ :撮影に必要な基礎知識を覚える

カメラやレンズを購入する際や、カメラを使って撮影する際にもカメラについての基礎知識は必要です。

ですが、基礎知識が大切なことは理解できても、どこから手を付けたらいいかや、どうやって勉強したらいいか分からないという方もいるのではないでしょうか。

カメラの知識を学ぶときは、初心者のうちはどれくらいのことを覚えないといけないかという全体的なボリューム感を持った上で、体系的に学ぶのが効率的です。

勉強方法は、どのやり方がいいかは人によるところもありますが、最近はオンライン学習のサービスが充実してきているので、分かりやすく、短時間で学習できるのでオススメです。

また、身近にカメラを趣味にしている人がいれば、分からないところを質問できたり、撮影方法を直接指導してもらうこともできます。

身近にそいういう人がいない場合は、SNSやオンラインサロンで同じ趣味を持っている人と繋がるのもいいでしょう。

カメラの知識がどれくらいついたのか試してみたい場合は、フォトマスター検定を受験することもオススメします。

フォトマスター検定は、カメラの知識だけでなく、現像(画像処理)や印刷など写真関連の知識を体系的に学習するのにも適していますし、資格を取得することで自信にも繋がります。

カメラの知識を体系的に学ぶ

初心者のうちはどれくらいのことを覚えないといけないかという全体的なボリューム感を持った上で、体系的に学ぶのが効率的です。

初心者のうちに覚える必要がある知識は、どの書籍や記事を見いても大体同じような内容とボリュームになっています。

特に重要な「F値」「シャッタースピード」「ISO感度」などのポイントが分かるだけでも、撮影設定の理解が深まり、全くの初心者から大きく成長します。

基礎知識を勉強するときは、全体的にどんなことを勉強しないといけないのかを知った上で、重要なところから体系的に学んでいくことが効率の良い学習方法と言えるでしょう。

カメラを学ぶならオンライン学習を活用する

カメラを学ぶ方法は、書籍、ネット記事、SNS、動画配信などの方法がありますが、私がオススメするのはオンライン学習サービスを利用することです。

私のように、勉強があまり得意でない人は書籍を買ってもあまり読まないし、文字から理解するのが難しく感じてしまいます。

その点、オンライン学習であれば、体系的に学べるうえ、画像や動画などを使用して視覚的にも分かりやすくなっています。

オンライン学習サービスは有料になりますが、本を買ったり調べたりする時間を考えると、効率の良い学習法と言えるでしょう。

メーカーが主催のカメラ講座(直接またはオンライン)なども人気があります。

勉強にお金をかけたくないという方は、instagramやYoutubeなどなるべくたくさんの画像や動画を使ってしっかり解説してくれている人をフォローして学習するのも一つの方法です。

カメラを趣味にしている人に教えてもらう

オンライン学習にしても書籍にしても、勉強していて分からないことが出てきます。

そうした時に、気軽に教えてもらえる人が身近にいれば質問したり、直接指導してもらうことができます。

私の場合も、友達と一緒に写真を撮りに行って教えてもらったり、撮影先で上手に撮っている人に声をかけて教えてもらうことがあります。

身近に教えてくれそうな人がいない場合は、SNSやオンラインサロンなどを通じて同じ趣味の人のコミュニティに入ってみるのもいいでしょう。

いきなりコミュニティに入ったり、人に声をかけたりすのが苦手だという方は、プロのカメラマンが主催している撮影講座に参加してみるといいでしょう。

教えてもらったときは感謝の気持ちを忘れずに、自分が教えれる立場になった時には積極的に助けるようになるといいですね。

フォトマスター検定にチャレンジしてみる

フォトマスター検定は、写真やカメラの知識を確認しながら、写真力UPを目指すことのできる検定試験です。

試験は3級~1級まで難易度別に用意されていて、合格ラインは約7割です。

カメラ初心者の方が、写真やカメラを少しでも理解して上達したいと思ったら、まずはフォトマスター検定3級をめざして勉強してみるといいでしょう。

3級は難易度も低く、毎年8割程度の方が合格しています。

テキストを読みながら体系的に写真やカメラ全般の知識を学ぶことができるので、興味のある方はチャレンジしてみてもいいと思います。

私も何度が受験したことがありますが、男女関係なく、若い人から高齢の方まで幅広い方が受験されている印象です。

まとめ:「性能」「技術」「知識」を伸ばせば写真は上達する

写真の上達には、「性能」「技術」「知識」をバランスよく伸ばしていくことが大切です。

「性能」は、撮影目的にあったカメラやレンズを選ぶこと。

「技術」は、上手い人の写真をマネしながら、写真をたくさん撮ること。

「知識」は、カメラや撮影に必要な基礎知識を体系的に学ぶこと。

初心者のうちはこの3つのポイントを意識すると写真がどんどん上達していきます。

どこから伸ばしていくかは人それぞれなので、自分の興味があるところや得意なところから始めていけば、上達のスピードも速くなりますし、飽きずに続けることが出来るでしょう。

カメラを続けていくうちに、マンネリ化してきた場合には、この3つのポイントをより高い次元で実践していくと、新しいモチベーションに発掘することができるので、ぜひ取り組んでみてください。

コンテストに応募したりするのも長く写真を楽しむためには効果的ですよ。

この記事が皆様のカメラ上達のきっかけになれば嬉しく思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。

以上、YOSHIでした。

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